2023年1月17日火曜日

1.17 忘れない集会

1.17 忘れない集会(各教室)

学校長より

「今から28年前、1995年(平成7年1月17日)午前5時46分、淡路島北部を震源とした地震が発生しました。…その時、校長先生は,29歳の時でした。朝の5時46分はまだ眠っていましたが、大きな揺れですぐに目を覚ました。とっさに横に寝ていた私の子どもの上に覆いかぶさって子どもを守ったことを覚えています。

 校長先生は、この地震を体験して、3つのこと考えました。まず一つ目は、自分の命は、自分で守るということです。そのためにも、皆さんは学校での避難訓練は真剣に取り組むこと、学校以外のところでの自分の命を守る行動について、いつも考えておくことが大切です。二つ目は、周りの人を助けるために自分にできることはないか、人と協力して、みんなのためにできることはないか、を考えることです。三つ目は、「いつ、何が起きるかわからない。」だから「今を大切に。」ということです。一生懸命に生きること、何事にも全力で取り組むこと、家族や友だちなど周りの人への思いやりの気持ちを持ち、仲良しな生活をすること、こんなことを心掛けたいと校長先生は思っています。

 今日の「1.17 忘れない集会」これは、震災があったことを忘れない、たくさんの方の尊い命、大切な命が奪われてしまったことを忘れない、ための集会です。各学級でも担任の先生と一緒に勉強して、考えてほしいと思います。」

黙祷、『幸せはこべるように』を歌った後、教室では、担任との話し合いが続きます。震災を知らない子どもたちと…どんなことを話そうか。学年に応じて「命を大切にする」…大切な時間が続きます。

『幸せはこべるように』

 「地震にも 負けない 強い心をもって
  亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう
  傷ついたふるさとを もとの姿にもどそう
  支えあう心と 明日への 希望を胸に
  響きわたれ ぼくたちの歌
  生まれ変わる ふるさとのまちに
  届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように」